システム変更の理由 ～今までの失敗を生かして～

「なぜシステムの大幅な変更をするのか」の説明の前に、「なぜ従来の120分コースを そのまま残さなかったのか」を説明させて頂きます。

私共も「コースを選べる方がお客様にとっても良いのではないか」と考え、実際に2018年の秋から女性のお給料を業界最高水準に設定した「ＶＩＰコース（120分）」でも女性を募集しましたが、非常に重要な事を理解していなかったため「ＶＩＰコース」と「通常コース」の2コース制にする事が出来ませんでした。

それはＶＩＰコース」の女性と「通常コース」の女性の違いに付いてです。

「ＶＩＰコースで採用になる女性」と「通常コースで採用になる女性」のはっきりとした違いが分からないまま面接を行っていますので、「ＶＩＰコースでは採用基準に届かないけど通常コースなら取り合えずＯＫかな」と簡単に妥協する事が多くなり、通常コースの扱いが非常に雑になっていくのを実感しました。（お給料が違いましたので実際に通常コースで働く女性はいな かったのですが。）

では「ＶＩＰコースの女性」と「通常コースの女性」の金額の違いは何なのか...例えば排気量や馬力など性能の違いを数字ではっきりと示せる自動車なら、グレード（コース）よる金額の違いを納得して頂けると思うのです。

しかし元々女性のレベルが高いとされる当店において、例えば

「ＶＩＰコースに採用になった女性」と「ＶＩＰコースには採用にならなかったが通常コースには採用になったの女性」

の違いをお客様に納得して頂ける形で説明が出来るのだろうかと考えましたが...答えは「全体的な雰囲気などの曖昧な部分が女性によって金額が違う理由になってしまい、お客様に納得して頂ける説明は絶対に出来ない」でした。

もちろん「現役タレント」や「有名単体ＡＶ女優」などの肩書に付加価値を付けて金額の違いを説明する事は簡単なのですが、そのような事をするのは将軍を信頼して下さる方に対しての裏切り以外の何物でもないと信じております。

2コース制にする事で生じる女性によっての金額の違い。その理由が「女性の雰囲気」や「肩書への付加価値」などお客様にはっきりと説明が出来ない抽象的な部分になってしまうのなら、採用基準に曖昧な部分がない「１コース制」にする事がお客様に対しての信用であり、金額に対してもご納得して頂ける唯一の方法であると考え「2コース制」の導入を取りやめました。

では「なぜシステムを大幅に変更するのか」を説明させてください。

一言で申しますと、

「リニューアルしてから採用基準に達するレベルの女性がほとんどいない」

のです。

そのため2018年の秋から上記の「ＶＩＰコース」で募集を行いましたが...採用になった女性は一人もいませんでした。

私共は「お給料を業界最高水準に設定すれば、レベルの高い女性がたくさん面接に来るのではないか」と簡単に考えていたのですが、ソープランドという業種がレベルの高い女性からここまで敬遠されているのは予想外の事でした。

原因は「120分の超高級ソープランドでお給料が最高水準」＝「プレイ時間が長くてサービス内容も大変そう」というイメージを持たれている事であり、そこから「女性がお店を選ぶ際に“接客時間”は“お給料”と同じくらい重要な要素である」という事が分かったのです。

お客様からは「それだけの高い金額をもらうのだから“大変”なのは当たり前だと思うよ」とのご意見を頂きましたし、私共も全く同じ認識でございました。ただ結果として採用基準に達する女性が面接に来なかったという事は事実であり、「ＶＩＰコース」の待遇条件には最高水準の女性が「ソープランドだけど働いてみたい」という魅力がなかったと判断せざるを得ませんでした。

一方で2018年4月のリニューアルから当店のコンセプトに共感して下さる方は順調に増えております。

しかしこれまでに面接で採用になった女性の人数が片手にも満たないため

「今のままでは将軍を支持してくださる方に感動をお届け出来ない。何のためのリニューアルだったのか...」

「採用基準に達する女性が入店するのをずっとお持ち頂くよりは、採用基準を下げてでも新しい女性を多く紹介する方が良いのではないか」

「仮に採用基準に達する女性が入店するのをお持ち頂けたとしても、今までの入店状況が今後も続くなら経営の為にやはり採用基準を下げなくてはいけないのではないか」

と悩む事が多々ございました。

それでも

「今後採用基準を下げてお客様を騙しながら経営する位なら、ご負担はお掛けするけれども風俗業界で最高水準の女性が全国から集まるお店となって少しでも皆様のお役に立ちたい」

「金額分の価値があるかどうかは皆様に判断して頂こう」

という思いが上回り、先ずは

「全国から最高水準の女性が“ソープランドだけどこれなら働いてみたい”“遠方に住んでいるけどこれなら働いてみたい”と思う条件（最低でも最高級デリヘルなどと同条件）にしなければ何も始まらない」

という事で、今回のシステムの大幅な変更となりました。